お答えします #1~LAを楽しむ プロローグ

「お答えします」という新しいテーマを作った。コメントを交換してるうちに、量的にコメント欄では書けないことが多くなったので、このテーマからのクリックでぼくの考えをお読みいただきたいと思った次第。基本的には、このブログを訪問してくださる方が読んでも楽しめるもの、ちょっとは役に立つものをピックアップしてまとめたいと思っているので、ご了解いただきたい。

第1回目は「Tori's Triangle」で知り合ったAndyさんからの、「夏にロスアンゼルスに音楽聴きに行くので、動き方などを教えて」という問い合わせ。ぼくの薄っぺらい知識を総動員でお答えしたい。でもホントに役に立つのかなあ?

LAを楽しむ プロローグ

ぼくがアメリカに行き始めたのは70年代の半ばから。最初の数年はニューヨークばかり行っていた。その理由はジャズについて雑文を書く職業だったこと、ニューヨークには現代アメリカ都市文化が凝縮されていること、危険なこと、黒人のコミュニティが具体的な活動を続けている都市だったこと、などが挙げられる。
そして、日本人(特に観光客)が言うところのニューヨークとはマンハッタンで、ここは東京でいえば23区のうちのひとつくらいの広さしかないから、動き易い。地下鉄とバス、タクシーでほぼ全域をカバーできるから便利なのだ。
それに比べるとロスアンゼルス(LA)は東京23区くらいの広さ。ディズニーランドのあるアナハイムや、ローズ・ボウルのあるパサディナ、ロングビーチやサンフェルナンド・バレーというエリアまで入れたら関東平野全域の広さだ。だから、旅行者は宿泊するエリアを目的に沿って選ばないと大変なことになる。新宿に泊まっているのに、タクシーに乗って横浜まで音楽を聴きに行くというような行動をしなくてはならないからだ。

ぼくは80年代の半ばまで、LAが大嫌いだった。理由? まず、気候が良すぎてボーっとする。(夏は暑すぎる。湿度が低いから日陰は過ごしやすいけどね)ニューヨークでは一日で3つくらいできる仕事が、LAではひとつしかできない。(まあ、NYに比べるとのんびりしてるのだ。イナカ!)平均的なレストランの食べ物が美味いとは言い難い。犯罪の形態が変質的。(NYの犯罪は、お前は金を持ってそうだから襲う、というように理由がしっかりしてるのだが、LAのほうは、面白そうだからorなんとなく気に入らないから襲う、という感じなのだ。映画の『マルホランド・ドライブ』はあながち架空の話ではなく、LA感覚そのものだ)
そしてなんと言っても、その広さと交通事情。ぼくのように自分で車を運転しない者(公権力が発行するおフダを持ってないだけで、運転はできる。ミシガンの片田舎の町では不便に耐えられず、ゴルフ場の写真つき会員証を日本のライセンスだと偽って、レンタカーしちゃったこともある)にはタクシーしかないのだ。(バスもあるがあまり薦められないし、やっとできた地下鉄も限られた場所にしかいけない) しかも、日本やNYと違って、LAのタクシーは流し営業をしていない。ホテルの前につけている客待ちのタクシーを拾うか、電話で場所を告げ、迎車で来てもらうかだ。だが、レンタカーを運転して自由に動ける人にとっては、LAは実に楽しい町になるのである。アメリカの住所表示はストリート・アドレス(日本はブロック・アドレス)だから、地図を見ながら目的地に行くのは、子供でも可能だろう。

日本人が初めてLAに行って、まずびっくりするのは町の通りを人が歩いていないことだ。繁華街で人が歩いているのは、サンタモニカ、UCLAがあるウエスト・ウッド、サンセット・ストリップ、昼間のダウンタウンとハリウッドのチャイニーズ・シアター周辺くらいのものだ。夜のハリウッドは人が歩いてはいるが、夕方からいかがわしいエリアに変貌する。カメラを手にふらふらしてる無防備な観光客は絶好のターゲットである。夜のダウンタウンはもっと危険。用がなければ行かないほうがいいだろうな。
ところが、日本の旅行会社はなぜかダウンタウンのホテルを薦めるのだ。何故かと言うとリトル・トーキョーがあり、日本では有名なOというホテルがあるからだろう。英語が話せない老・中年の観光客、1週間足らずの旅行なのに日本食、日本食といって大騒ぎする人にとっては便利な所なんだろうが、そういう方々はLAじゃあなくてハワイ、それもワイキキ限定の旅をすればいいと思うんだけどなあ。日本国内の旅行みたいな気分で、夜のリトル・トーキョーを歩き(リトル・トーキョー内は比較的安全である)何ブロックかはみ出せば、そこがLAで最も危険なエリアになるなんて、海外旅行経験に乏しい人が分かるわけないのだ。

じゃあ、LAに音楽を聴きに行きたいと思う私はどうすればいいの?というAndyさんの声が聞こえてきた。旅行まで時間があるから、2,3日待っていただきたい。次はもっと具体的に書くからね。



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この記事へのコメント

泥水飲込
2006年05月23日 22:19
いつか、行ける事になったら!
Andy
2006年05月23日 23:57
Ikegamiさん、数日前からちょくちょくココにお邪魔させて頂いてもうそろそろかな?って思って楽しみにしていたのですがいよいよ「お答えします」の開始、うれしいです。
私の質問の答えが1回目だなんて光栄です。

LAを楽しむ プロローグ   読み入ってしまいました。LAは広い!と言う意味が良く理解できました。そしてやはりちょっと恐そうな街だ・・と(笑)

LAでJAZZ聴いてみたい!しかも女性だけで行くのは無謀ではないか?  と言う心配は今もあるのですが、Torigenさんの所で調べていただいた情報では女性でも大丈夫なスポットがあるとの事。
そしてその辺りの事を教えてあげるよ、とIkegamiさんに言って頂いて、答えて頂いて、ネットで知り合った方々の親切に感謝しています。音楽が結んでくれた縁、幸せです。

次はもっと具体的に書くからね。  はい!楽しみにしています。
わ~、LA行きが楽しみになってきたなあ♪
Andy
2006年05月24日 00:00
つづき。
ところでこの前Toriさんの所でご提案頂いたWEBメール・アドレスの件ですが私のサイト、Steve Baxterのファンサイト(ちょっと宣伝させてください)http://www7a.biglobe.ne.jp/~stevebaxter 専用のアドレスsbws@hotmail.co.jp  を、書いておきます。 (意味的にはこう言うことですよね?)
torigen
2006年05月24日 03:18
おぉ!少し拝見してなかったうちに…。
何だか、私の名前がちらほら…わはは。
ともりん
2006年05月24日 18:34
じゃ、そのうちニューヨークも書いてくれるのかな~(笑)
ホントは、ナパ希望!
IKEGAMI
2006年05月24日 21:47
お、ともりんだ。
NYはお宅のような立派なWEBがあるから、不必要でしょう? NAPA、SONOMAはWINEがらみで書いてもいいな。でも、話題としてはJAZZよりさらにマイナーだよね。前に言ったことあるでしょ、JAZZ好きとWINE好きの7、8割は「嫌な奴」だって。
うまい酒のあるところには必ずうまい食い物があります。魅力的な場所だよね。
(別冊matcって、パスワードないと書き込めないシステムみたいね)
ともりん
2006年05月25日 01:57
師匠、パスワードは自分でテキトーに入れていいんですよ♪ ワインとジャズ好きの2割のほうにいたいな~(笑)。ってことで、いろいろよろしゅうに。今度の土曜日についに96年のルビコンを開けます。楽しみ~♪
IKEGAMI
2006年05月25日 04:18
なに、ルビコン!
いいもんね、引っ越したらオーパスとDRCのエシェゾーの飲み比べやるんだもんね。ははは。

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