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zoom RSS 今日もリユニオン・シリーズ by Kazumi Watanabe #2

<<   作成日時 : 2010/09/03 13:28   >>

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リユニオン・シリーズの2日目。「トチカ」のプロデューサーでもあるヴァイブ奏者のマイク・マイニエリとピアニストのウォーレン・バーンハートを迎えたドラム&ベース・レス・トリオだ。
渡辺香津美が日本のジャズ・フュージョン・シーンの寵児となったのはこのアルバムの記録的なヒットから。レコーディング・メンバーを呼んでの「トチカ・ツアー」は、いまでも語り草の歴史的な出来事であった。なにしろ、予定のスティーブ・ジョーダンが都合で来れなくなったのだが、その時にマーカス・ミラーが推薦したのがオマー・ハキム。「うちの近くに幼馴染のいいドラマーがいるんだ」というので名前を聞いたら、オマー・ハキムだと言う。ぼくらはみんな「オマー、フー?」。オマーもこのツアー後に人気ドラマーへの道を一直線であった。

今日のTwitter
>watanabekazumi 演奏しながら、何故か「コールドケース」というAXNのテレビ番組がよぎった。ステージには髪の黒々としたマイク、原子物理学から音楽に乗りかえたばかりのウォーレン、髭を生やし初めの僕がいた。 RT @jazzage109 30年のコミュニケーションが生み出す素晴らしい時間に〜約6時間前 webから

>jazzage109 @watanabekazumi へー、ドンバもクーキャと同じようなこと考えたりするんだあ。ぼくはブロンクスの昔ヤンキーな神父とシカゴのインテリ木こりでしたがね。約1時間前 webから watanabekazumi宛

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「トチカ」以降、香津美とNYのドン・マイク・マイニエリ周辺の人々との付き合いがスタート。Duoを集めた「ドガタナ」(渡辺という漢字からサンズイとシンニュウをとってごらん!)のレコーディング、Kazumi Bandの東海岸ツアーは「トチカ」コネクションの結実であったのだ。
この日の3人の顔合わせは、そんな30年前にタイム・スリップさせてくれるものであった。オープニングはマイクとウォーレンのDuo。2曲目の「バイバイ・ブラックバード」を聴いていると、ぼくはセブンスアヴェニュー・サウスか六本木ピットインにいる気分になってきた。ウォーレンの大きな身体からは想像できない繊細なタッチはさすがエヴァンス派(そんな派ってあったっけ?)のピアニストで、彼の積分値をマイクの知的だが温かいヴァイブがさらに微分するような演奏である。
そして香津美が加わり「☆影のステラ」はウォーレンとのDuo、「トチカ」はマイクとのDuoと、まるで「ドガタナ」。どの曲も激動の時代をくぐりぬけてきたミュージシャンならではのオトナの音が、緊張感を保ちながら互いをケアしつつ交換されるのであった。香津美のソロを見守るマイクの視線は、まるで父親の「保護視線」。香津美のほうはというと老境を迎えたジジイの介護など一切せずに、「ほれ、もっと絞り出せ!」というような音で煽るのだった。

マイクとウォーレンの出会いは60年代の中ごろ。(それが伝説のフュージョン・バンド「ホワイト・エレファント」につながったのだ)マイケル・ブレッカーやドン・グロルニックは亡き人となってしまったが、あの厳しいNYの音楽シーンを生き抜いた者だけが共有する友情が滲み出るサウンドは、心地よく聴き手を捉えて放さない。そこに香津美という世代も国籍も違う音が被さると、複雑にカットされたダイアモンドのように輝きだすのである。

「枯葉」、「インプレッションズ」と誰もが親しんできた曲の連発大サービスでこの日は終了。ますます5日の「トチカ・オールスターズ・リユニオン」が楽しみになる2時間であったことをレポートしておきたい。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
オマー・ハキム!!

大好きです!

2010/09/05 16:57
Qくん、連絡できなくてごめん。
オマーはやっぱりかっこいい! 1日に銀座でやったステージのレニー・ホワイトも素晴らしかった。なによりドラムの音が綺麗でしたよ。
IKEGAMI
2010/09/06 00:43
いえいえ、お気になさらずに^^
こちらこそ意味不明な留守電を残してしまい申し訳ありません^^;

レニー・ホワイトもオマーもイカしてします!
やっぱり一流の方は音も綺麗なんですよね。
何時間聞いても耳が疲れないってのが重要ですよね
Q
2010/09/06 02:00

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