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zoom RSS 犬からの贈り物

<<   作成日時 : 2010/06/11 12:41   >>

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ルーカスがうちの家族になる前日に知り合ったアポロが亡くなった。
房総半島の真ん中にあるハーブ・ガーデンで、10歳前後と思われるゴールデンを連れたご夫婦がテラスにいたので、つい声をかけたのだ。うちは7歳10カ月のゴールデンを1月に亡くしたんです、というと「このこも12月に血管肉腫で脾臓摘出したんです。治る可能性が少ない病気だって言われるけど、できる限りのことはしてあげたいんで…」。MAXが血管肉腫に罹ってから、いろいろな文献を調べたのだが平均的には余命6カ月の深刻な病である。インターネットでは脾臓摘出してからもう2年も元気でいます、というような犬もいるから一概には言えないが、まず助からないと覚悟をしなくてはならないだろう。
病気については詳しく話さなかった。相当、お調べになっているようだし、術後のケアもプロ級のようだ。MAXは抗癌剤治療をするかどうかを考える間もなく逝ってしまったが、アポロは獣医でさえ迷うという抗癌剤治療をしているとのことであった。
「実は明日、2代目を引き取りに行くんです」と言ったら「どちらのブリーダーさんですか?」と聞かれた。熱海のラビリンス・ゴールデンですと答えると、ご夫婦は顔を見合わせ「あら、うちもラビリンスさんに2頭目の子を申し込んだことあるんですよ。その時は生まれなくて、キャンセルになっちゃったんですけどね」とおっしゃるではないか!
時間もなかったので、互いのWEBを教え合って「じゃあ、アポロちゃんバイバイ。元気でいるんだよ!」と普通にお別れした。3人(2人&1犬)で歩く後ろ姿は幸せな家族そのもの。どんな犬と飼い主でも、いつかは別れの時がくるものなのだが、苦痛でなければなんとか1日でも長く、幸せな時間が続いて欲しいものだと願わずにはいられなかった。

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             Photo by Sumi

翌日、ルーカスがやってきて我が家は戦場となった。ウヮーと暴れて、コテッと眠った貴重な休息時間にアポロちゃんのブログを覗いてみた。ぼくのブログのクォリティの低い写真など及びもつかない美しい写真と、愛情溢れる文が結びついた素晴らしいブログだ。自虐のスパイスが利いたユーモラスな文を読んでいると、ああ、アポロは散歩と旅行と微笑みに囲まれて10年間暮らしてきたんだろうな、と思えるものだった。
アポロとご夫妻の楽しい生活、闘病記、そしてすばらしい写真は、
http://d.hatena.ne.jp/sumi0627/
で覗けるので、どうぞご覧あれ!(ブログから3枚の写真を無断でお借りします。Photo by のクレジット入ってるからご勘弁を!)

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             Photo by Sumi

その生活は、シャボン玉ににっこりしているこのアポロの顔をみればだれでも納得することだろう。
ルーカスのやんちゃぶりをレポートしたぼくのブログに、アポロ・ママのすみさんからコメントが入った。こちらもアポロの病状が心配で覗くだけだったブログにコメントを入れるようになった。すると、「えー、ホント? 世界は狭いものだなあ!」というようなことが次々に明らかになっていったのであった。
だからアポロのことは、毎日遊んでいた犬のような気持ちで心配になったものだ。

ぼくは1年前に一度も会ったことのないブログ仲間を失った。毎日、語り合った級友をなくしたような感覚に捉われる自分が不思議であった。音楽の嗜好が似ていることから始まったコミュニケーションだったが、死の直前までまるで同志のようなIT付き合いを重ねたものだ。
そして、いま毎日のように会話を交わす仲間を連れてきてくれたのが、MAXとルーカスなのである。犬がいなかったら駅前の通りでしれっとすれ違う人に意味を与えてくれたのだから、これ以上のギフトはない。生活を共にするパートナー・ドッグの素晴らしさは、ぼくにとってサプライズ以外のなにものでもないのである。

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             Photo by Sumi

沖縄、富士五湖・・・泳ぐことが飯より好き、というレトリーバーの飼い主は日本各地でニアミスしていたのだが、やっとフォーカスが合ったカメラのように像が結ばれた。悲しいことに、それは犬の病気と死が触媒役となったようだ。

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やがて心の底に沈んだ悲しみが薄れ、こういうヤンチャ坊主、おてんば娘とともに新しいページを開けるようになるまで、アポロのことだけを考えてあげてください。MAXもアポロも、永遠のパートナーなのですから。

ご冥福をお祈りします。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですか。。。寂しいですネ。以前にこのコメント欄でお会いしてから、心和む愛のこもった写真の数々を見たくて何度か覗かせてもらっていました。アポロは病気に耐えながらも幸せそうな笑顔の犬でしたね。(まったくの部外者の身ですが、ありがとうね。と言いたい気持です。)もうすぐ父の日と言うことで、スーパーに行くと商品棚のポップに「おとうさん ありがとう。」なんて書いてあって、それを見ると周りの音が消える感覚になって立ち止まってしまいます。私もなかなか簡単にはovercomeできないみたいです。苦笑
chi-B
2010/06/11 13:57
Chi-Bちゃん、コメントありがとうございます。
アポロの飼い主さんが落ち着かれたら、こちらのブログを見てくださって、大阪からのコメントを読んで下さると思います。
ぼくも我がことのように寂しいです。親、友人、パートナー・ドッグ、ミュージシャン・・・こちらが長く生きれば、別れも多くなると分かってはいても辛いものですね。
ぼくらにとってアポロとはあのNYの125丁目にある素晴らしいPlaceでもあります。あのアポロは一時、病で臥せっていましたが甦りました。ぼくはあそこでP-Funkの実物と出会いました。もうこちらのアポロと出会えないのが残念です。
IKEGAMI
2010/06/11 21:29
アポロちゃんのところから
お邪魔しました
おなじ病気で戦っておいでだったのですね
 おくればせながら お悔やみもうしあげます

何となく同じような趣味 環境みたいで
自分達におきかえてしましまた
 わんこの為に家を建てて三年半
うちの子はまだ6歳4ヶ月
今年の4月に手術 でも病巣は全テキ出来ず
ラクダみたいになって
闘病中です
まだ先代のゴールデンのペットロスが癒えない状態での
この試練に翻弄されております
とりとめも無いコメントで失礼しました

MAX 虹の橋で元気に駆け回ってね
nanapapa
2010/06/14 10:38
nanapapaさん、初めまして。
なんだかそっくりですねえ。うちも先代MAXのために家を建ててあげたのに3年しか住まずに逝っちゃいました。悔しくて、MAXの命日に生まれる予定の(実際は3日遅れの誕生日です)2代目を迎えてしまいました。こいつがやんちゃで、毎日が戦いですがいまだにMAXがこの家にいないことが信じられません。なにしろ手術から10日後でしたからね。

nanaちゃん、6歳ですか。ちょっと若すぎるけど、最近ゴールデンの血管肉腫多いですねえ。腫瘍がはじけた時に、転移があるかないか、そしてその場所で余命が決まるようです。
心を通わせたパートナーの存在をどう受け止めるか、ホントに難しい問題です。ぼくは彼らが何歳であっても、いつ生命が尽きても、後悔しない時間をともに過ごすことしかないと思っています。
術後に容体が急変したMAXに「頑張れ」とはどうしても言えませんでした。なのでよその闘病中の犬たちにも、話しかける言葉がありません。
「今日を楽しく暮らそうね」という気持ちが届くとよいのですが・・・。
コメントありがとうございました。また覗いてみてください。
IKEGAMI
2010/06/14 13:23
はじめまして(^^)
Rママの所から来ました。ルーカス君のお父様は
あのMax君のお父様だったのですね。
Rママのフサフサの彼氏としてよく登場されていたので
存じていました。おいしそうなお料理も!!Max君のこともRママから知り、
とても心が痛く、泣きました。
お悔やみ申し上げます<(_ _)>
我が家ももうすぐ15歳です。病院に行く機会も増えてきましたが、元気で暮らしています。
梅シロップの保存方教えてくださってありがとうございます♪今年はたくさん作ったので(10`すごい!!)
ありがたかったです。さっそくします!!
PS:タイトルの[Things whatTfeel]すごい
好きです。カッコイイ〜〜♪


さっちゃん
2010/06/19 12:35
さっちゃん、はじめまして。
わざわざお越しいただき、ありがとうございます。
梅シロップ、今年は梅が不作で高い! 青森産の値段の安い梅が行きつけの八百屋さんに届くのを待ってるところです。
しかし、15歳で元気ってすごいですね。Rママのところは高齢犬オーナーの集会場みたいでしたから(笑)。あそこで知り合ったchobiの執事さんにはMAXの病気についていろいろ教えていただきました。

また遊びに来てください。
IKEGAMI
2010/06/20 01:21

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