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zoom RSS ぼくと犬の物語 4

<<   作成日時 : 2006/02/23 14:10   >>

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 「ボンヤリ犬」MAXの原点となった本を知りたい、という人が多い。この本は「犬もゆったり育てよう〜ぼんやり犬養成講座」藤門弘著(新潮OH文庫)。著者はアリス・ファームのオーナーである。愛犬家と言われる人が陥りやすい訓練主義と獣医盲信への戒めとして、楽しく読める本だ。この本を読んでいたということもあって、ぼくの獣医不信もかなりのものだ。我が家は偶然に小林先生に出会えたからラッキーであったのだが、ワクチン接種中は外に出すなという獣医が圧倒的に多いし、犬の疾病に対して臨床経験が多い獣医でも、「犬の生活」を考えて飼い主にアドヴァイスできる獣医は少ない。だからマジメな飼い主ほど、そういう獣医の指示を守り、結果として犬同士のコミュニケーションが取れない犬にしてしまうのである。犬と出会うと狂ったように吼える小型犬が多いのは、ほとんどが犬社会での経験不足。人間の子供だって、5,6歳まで家に閉じ込めといて、突然学校に行かされたら悩んじゃうに違いない。そんな犬の飼い主に共通してるのは、散歩中に他の犬と出会うとすぐに抱っこして問題を回避すること。あらゆる問題は回避することによって、より深刻なものになるほうが多いのだ。
その最たるものが、家の中での盗み食いやティッシュ・ペーパーなどへの悪戯。食べてはいけないもの、悪戯してはいけないものを犬の目の前において「これはイケナイ!」と言って、口にするのをやめるまで繰り返す。最初は首輪を押さえて「イケナイ」と教えて、やがて手を放す。「イケナイ」が理解できたらその場所から離れ、ドアの陰からそっとのぞいて見ている。口にした瞬間、「こらあ」。キミのご主人はすべておみとうしの神のような人なのだ、と分らせてやるのである。「禁止」を憶えるスピードこそ違え、諦めずに繰り返せば、やがて悪戯や食欲の対象が目の前にあっても飛びつくようなことはしなくなるだろう。MAXは、もちろん悪戯はするのだが鳥や猫に突進することはない。だが、5,6ヶ月くらいまでは凄かった。もう充分に大きくなっていたから、突然横に走られるとムチウチ症になりそうなくらいのショックがある。こりゃいかん、とこの性癖を矯正することにしたのだ。まず、石神井公園に連れて行き、できるだけカルガモが岸に寄っているところを探す。そして、池ギリギリのところで伏せをさせて「マックスうー、鳥は”イケナイ”だよ」、というのを繰り返したのである。猫も同じ。じっとこちらを見て背を丸めている猫の近くで”イケナイ”。2,3日で突進をやめるようになった。おそらく、そんなものに突進している自分がアホくさくなったのだろう。こっちだって、公園を散歩している人が見れば、いい年したオジサンが鳥を指差して「イケナイ」と連呼してるんだから、アホじゃないかと思われること間違いなし。だが、羞恥心を家においてこなければ、外での躾けは出来ないのである。
鳥や猫を見つけたときには、そこから引き離したり、見せないようにするのではなく「オッ、いい教材がいるぞ!」と、その遭遇を喜ばなくちゃあ。ほら、才能のない奴にかぎって自分が出来ないことをいつまでもくよくよ考えてる。出来ない自分を「ハハハ、やっぱり」と笑い、楽しむようにしたら、解答・出口も見つかるに違いない。ただし、この処方は「自虐性」を自己正当化に使う人間には、逆方向に作用するから要注意だ。
このやり方で、MAXは部屋のあちこちに置かれている食べ物を口にすることはなくなったし、道に落ちているフライド・チキンの骨やポテト・チップスも拾って食べたりはしない。こんなこと書くと、スッゴクお利口みたいだけど、空腹な時にテーブルの上のチーズを見つけたりすると、5分も10分もその前に座ってジーッと見つめていて、床は両手ですくえるくらいのヨダレの海。ついこの間は、豚耳事件発生で、待てをかけた時に2階の電話が鳴ったのでぼくはそちらへ。豚耳のことはすっかり忘れて15分後くらいに戻ったら、きゃつが妙にソワソワしている。変だなと思って、部屋の中をきょろきょろ見渡したら豚耳がない。「あー」と声を上げた瞬間、ぼくの前に伏せて「ゴメンナサイ、食べちゃいました」。もちろん、カーペットはふき取れるくらいヨダレがびっちゃりであったが、もう、笑っちゃって怒ることなど思いつかないぼくであった。先ほどは、ここ数日ブログの更新でPCばかりと遊んでるぼくに業を煮やし、テイッシュを咥えて2階まで挑発にやって来た。躾けは難しいのだ。
というところで、次回はMAXにとっての3つめのラッキー、素晴らしいトレーナーとの出会いを紹介したい。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
MAXの鴨や猫 チキンの骨と こめのうんち・・・
同じようにしつけは出来るだろうか?
くわえるのを待つ勇気が出ないよ〜〜〜!
こめ母
2006/02/23 14:25
大丈夫、出来ます。こめちゃんがウンコを前にして「イケナイ」と言われたことが何回ありますか?問題行動の解消はとにかく根気です。こめちゃんが硬いウンコをした時に持ち帰って、それを目の前に置いてイケナイを繰り返してください。そのうちお母さんの顔を立ててくれますよ。ただし、食糞は食物未消化の糞の場合に多いので、消化のよい食べ物を与えるとかの努力が必要かもしれません。まあ、諦めずにね。
M Dad
2006/02/23 14:50

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