テーマ:JAZZ

引っ張りだこのウォーレン

東京JAZZ最終日の「トチカ2010」の演奏は、日本のジャズ/フュージョン・ファンに大きな刺激を与えてくれたようだ。香津美さんがTwitterでぼくのレポートを紹介してくれたこともあって、凄い勢いでクリックされている。なにより嬉しいのは、まったく知らない人が素晴らしいコメントを残してくれることだ。特に嬉しかったのは、このコンサートが「昔…
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「トチカ2010」楽屋ルポ

音楽ファンにとっても、そしてステージに立ったミュージシャンたちにしても夢のような1時間であった。過去30年間にわたってジャズ/フュージョンの最前線で音楽を作り続けてきた伝説的なミュージシャンが集まって、この1時間だけ時間をともにする贅沢なプログラムなのだ。 アルバム『トチカ』のプロデューサーであり、当時のNYのスタジオ・キャッツのドン…
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さあ、今晩だ!

いよいよ「トチカ2010」が今晩に迫ってきた。 渡辺香津美のツイッターを見たら、昨日のリハーサルの写真がリンクされているじゃあないか! http://twitter.com/watanabekazumi 一昨日、香津美さんがぼくのブログのレポートを呟いてくれたら、あっという間に1,000クリックをオーバーした。アクセス・レポー…
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今日もリユニオン・シリーズ by Kazumi Watanabe #2

リユニオン・シリーズの2日目。「トチカ」のプロデューサーでもあるヴァイブ奏者のマイク・マイニエリとピアニストのウォーレン・バーンハートを迎えたドラム&ベース・レス・トリオだ。 渡辺香津美が日本のジャズ・フュージョン・シーンの寵児となったのはこのアルバムの記録的なヒットから。レコーディング・メンバーを呼んでの「トチカ・ツアー」は、いまで…
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今日からリユニオン ・シリーズ by Kazumi Watanabe #1

今日から渡辺香津美のギター・プロ生活40周年3連続コンサートが始まった。 その第1弾は、彼の初の海外録音アルバム『ロンサム・キャット』に参加したドラマーのレニー・ホワイトを迎えたコンサートで、ベースは納浩一。ゲストにジャンゴ・ラインハルトの孫、デイヴィッド・ラインハルトが加わる布陣である。 東京JAZZのプレ・イベントということなの…
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30年待った音

渋谷にある白寿ホールで行われた渡辺香津美のソロ・コンサートに行ってきた。このコンサートは新作『アコースティック・フレイクス』のリリース(10月2日)に合わせて企画されたもので、演奏曲目もCDの収録曲をメインにやるから是非聴いてほしいとお誘いがあったので、喜んで出かけて行ったのだ。ホールに入ると、ステージ中央にズラリと並べられたギターが目…
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越境入学の楽しさ

JAZZの歴史をちょっとでもかじった人ならば、この音楽が本来交わるはずのない異種の音楽要素が混ざり合って出来た音楽であることを知っているだろう。アフリカ原産のリズムが近代西洋音楽とスパークして出来た音楽であるとか、民族音楽が都市のなかで発展した音楽だとか、いろいろな説があるわけだが、もっとも大切なのはJAZZはクラシックのように完成され…
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虹が運んできた映像

いやあ、驚いた。「山下洋輔トリオ復活祭」のレポートをアップした途端に、このブログのクリック数が突然アップしたのだ。アクセス・レポートを見てみると、多くの人が「山下洋輔/復活祭/日比谷・野音」というようなキー・ワードで検索して、ここに入ってきている。 ブログ、WEBサイトでこのコンサートがどのように書かれているか興味があったので、ぼくも…
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ジジイはみんな元気だ!

待望の「山下洋輔トリオ復活祭」が、7月19日の午後5時から日比谷公園野外音楽堂で行われた。地下鉄・日比谷駅14番出口から公園に入ったのは開演30分前。中央大噴水から歩いて行くと、同じ目的地とおぼしきグループが三々五々、楽しそうに談笑しながら野音方向に向かっている。ここで行われる通常のコンサートに比べると、圧倒的に若者が少ない。以前、東京…
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<ジャズを生きる>古澤良治郎・その1

古澤良次郎というジャズ・ドラマーをご存じだろうか。1969年、今は亡き本田竹広(p)グループのドラマーとしてプロのキャリアをスタートさせて以来、マイペースかつマイウェイで日本のジャズのライブ・シーンを生き続けている個性的な存在である。 80年代のある時期、数年間にわたってぼくはこのドラマーと偶然に濃密な時間を持つことになった。Lee …
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モントルー’76~野音・復活祭

7月19日、とんでもないコンサートが日比谷公園の野外音楽堂で催される。70年代の騒乱を駆け抜けた「山下トリオ」の歴代メンバーが集まって、一夜限りの演奏をするというのだ。 山下洋輔、中村誠一、森山威男のトリオ・オリジナル・メンバー、サックスが坂田明に替わった第2期トリオ、ドラマーが小山彰太となった第3期トリオ。さらにトリオ+ワン時代の国…
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EMOTIONAL SKETCH 19 もうひとりのマイケル 後編 <Ⅰ>

マイク・マイニエリの存在が日本で注目されるようになったのは、ニューヨーク・オールスターズでの来日公演(1978年9月)、渡辺香津美の大ヒット作「TO・CHI・KA」(1980年録音)のプロデュースと日本のツアー、そしてニューヨークのファースト・コール・スタジオ・キャッツによるスーパーグループ「STEPS」を結成してからだろう。 現在で…
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On The Road with Chick Corea<4>

これまで3回にわたってチック・コリアとのプライベートな会話を紹介(暴露)してきたわけだが、ぼくがそうした原稿を書くようになるまでには、かなりのタイム・ラグがあったことをお知りおきいただきたい。彼は世界的にその名を知られた有名人、こちらはどこの馬の骨ともつかぬ無名のただの人。レコード(CD)やコンサートについては、何を書こうが自由だ。ま、…
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On The Road with Chick Corea <3>

1985年冬から数年間続いた「トーキョー・ミュージック・ジョイ」は、ジャズとクラシックを軸にさまざまな音楽が交差する素晴らしいコンサート・イベントであった。チック・コリアとキース・ジャレットという20世紀後半のジャズに彩りを与えた2人のピアニストをフィーチャーして始まったこのコンサートの主催者は、鯉沼ミュージックの鯉沼利成。かつて「あい…
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On The Road with Chick Corea<2>

<1>で書いたように、ひょんなことからチック・コリアとのプライベートの付き合いがスタートした。ぼくのコンサート評は日本の雑誌に載ったもので、もちろん英文ではない。どうして内容がわかったのか不思議だったのだが、後日その理由を日本レコード会社のA&amp;R(アーティスト・アンド・リレーション。日本では普通、ディレクターと呼ばれている)から聞かされ…
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On The Road with Chick Corea<1>

下の画像はJAZZピアニスト・チック・コリアのオフィシャルWEBトップページである。チックと彼の音楽に興味のある人はhttp://www.chickcorea.com/をクリックして、チック自身がエッセイを書いているBLOGをお読みいただきたい。かなりこまめに更新しているようで、ぼくのBLOGとは大違い。とてもわかりやすい英語でチックの…
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EMOTIONAL SKETCH 13 若き(?)獅子たち(前編)

下の写真の3人は、ぼくがいま注目している若手(実際の年齢はそんなに若くもないが)ジャズ・ミュージシャンである。雑誌やTVで頻繁に紹介されはしないが、ライブハウスをメインの演奏の場としてそれぞれの音楽を着実に発展させている信頼できるミュージシャンなのだ。                        水谷浩章(b)  …
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EMOTIONAL SKETCH 12  嬉しい宅配便

CDが届いたのは、半年ほど前のことだった。差出人は廣木光一。ジャズ・ギタリストである。ぼくは宅配されたCDをこのブログで紹介しようと思って日課のように聴きつづけてきたのだが、紹介の方向を見出すことができずに<編集中>の項に入れたままになってしまった。で、半年が経過してしまったのである。このCDに収められた廣木のソロ・ギターによる演奏…
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EMOTIONAL SKETCH 9 もうひとりのマイケル 中編

伝説のフュージョン・バンド「ホワイト・エレファント」は、音楽ビジネスの局面ではさして注目されることなく71~2年には消滅してしまうことになる。2枚組のアルバムを残してはいるが、大きなコンサートやフェスティバルに出たというような記録は残っていない。だが、彼らにとってこのグループでの演奏は、70年代の新しい音楽に対するビジョンを個々の内…
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2月24日 コンサート&同窓会

2月21日、東京・初台のオペラシティで山下洋輔~セシル・テイラー・デュオという“とんでもない”コンサートがあった。日米のフリー・ジャズの巨人が即興で火花を散らすステージを待ち望んで30年。コンサート・ホールに入ると、76年のモントルー・ジャズ祭のワン・シーンがまるで昨日のことのように頭の中に甦ってきた。 山下洋輔トリオの出演日は、…
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EMOTIONAL SKETCH 8  もうひとりのマイケル 前編

先般、1月に夭折したマイケル・ブレッカーの追悼Post前編をアップしたら、普段の数倍のクリックがあり、彼に対する関心の大きさに今更ながら驚かされることになった。後編ではもう少し音楽的に掘り下げてみようと思い、目下残されたCDを聴いたり、映像を見たりしている。そんな時間の中で、ぼくの心に甦って来たのがもうひとりのマイケル、ヴァイブ奏者…
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ブログ版 マイルスとの2時間 7

1時間近い「面接」によって、ちょっとだけ心を開いてくれたマイルスはいよいよ音楽の話をしてくれるようだ。どんな話が聞けるか、その詳細は本文を読んでいただくとして、INTRO予告だけしちゃうと「帝王」の口から飛び出したのはジャズ・ファンにとっては意外なPRINCE!最近のブログでのコメント交換で、chi-Bちゃんは「殿下命」、Horiさ…
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EMOTIONAL SKETCH 6 ブレッカーの思い出 #1

1月13日、病気療養中だったマイケル・ブレッカーが亡くなった。しばらくして、渡辺香津美さんから電話がきた。彼がパーソナリティを務めるNHK FMのジャズ番組「ジャズトゥナイト」のゲスト出演依頼の電話だった。2月10日放送分をマイケル・ブレッカー追悼にするというのだ。80年代の初頭から半ばにかけて、ぼくは渡辺香津美とマイケルの共演…
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ブログ版 マイルスとの2時間 6

第6話にしてようやく音楽の話になりそうなインタビュー。音楽の話に到達するまでに費やした時間は約50分。この間、マイルスはぼくの言葉に対しはぐらかしたり、正面からまともに答えたりが繰り返された。まるで、ぼくの反応をテストしているかのような感じなのだ。ピーターの顔を見るとニコニコしてるから、インタビューの流れは悪くなさそうだ。相手があの…
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お答えします#2~アメリカ黒人とジャズ2

あまりに間が空いたので、このテーマが気の抜けた炭酸飲料みたいになっちゃいましたが、改めて第2回を書きます。 前回、chi-B &amp; masta.Gさんが「黒人はジャズを聴かなくなったわけではない」というコメントをご自分の体験から下さいました。ではどうして、「黒人がジャズを聴かなくなった」と日本人が思うのでしょうか。それは、黒人の…
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ブログ版 マイルスとの2時間 5

ずいぶん間があいたが、マイルスのインタビュー5を載せよう。なかなか音楽の話にいかないところがぼくのインタビュー・スタイル。5ではどうなることだろう・・・。4はキャメオとボクシングの話を振られたところで終わっていたはず。マイルスのボクシング好きはみんなの知るところ。少しそっちに寄り道できれば面白そうだ。 「実はぼくにもボクシング…
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お答えします#2~アメリカ黒人とジャズ1

ここしばらく、コンサートに携わって家を空けていたりしたもので、qoopapaからのコメントを読むのが遅くなりました。「アメリカの黒人はジャズを聴かなくなった」というlivedoor newsに掲載されたパブリック・ジャーナリストの記事を読まれたそうです。この記事にかかれていることはホントなのか、という質問だと思いますので、このスレッドで…
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ブログ版 マイルスとの2時間 4

&amp;lt;転がるしか能のないボールで遊ぶ“帝王“&amp;gt;&quot;続きはまたずっと待ってからですよね。(T△T)&quot;(chi-Bさん) っていわれないように、緊急アップ。前回でやっとマイルスに対面。ここからがアンユージャルなジャーナリストのプライドを賭けた時間が始まるのである! マネージャーのピーターのすすめもあって、ぼくらはリビングに置か…
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ブログ版 マイルスとの2時間 3

ずいぶん間があいてしまったが、第3回目をアップする。写真はマイルスがマリブに移った後にNYで生活拠点にしていたセントラル・パークWESTのエセックス・ハウスで撮影されたものだ。ぼくはこの写真をみるたびに、初めてマイルスの家に行った時のことを思い出す。FM局のスタッフに、外の写真だけでも撮りたいから連れてってよと言われて、住所を頼りに…
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極私的ジャズ入門 3

ずいぶん間があいちゃったけれど、「Jazz What I Feel」の第3回目である。 第1回、第2回ではJazzは分かりにくいからこそ面白い、自分勝手に聴くとさらに面白い、と(遠い過去に)書いた。人は学習で得た知識によって豊かになると思い込んでいるが、その僅かな知識に縛られ、振り回され、逆に世界を狭くしてしまうこともあるのだ。 …
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