お答えします #1~LAを楽しむ 1

LAが大嫌いだったぼくが、ここも捨てたもんじゃあない、と思うようになったのは、やはり音楽や価値観を語り合える友達ができたからだろう。(魅力的な女性と付き合ったという要素もあったかな・・・) NYの友人だと、同じことを語り合ってもなんとなく真剣勝負っぽくなるのだが、LAではのんびり・じっくり語り合えるのだ。
こういう感覚はミュージシャンたちも感じ取っているようで、ニューヨークに住んでいるミュージシャンでも、ゆっくりと録音作業をしたい場合はLAのスタジオでレコーディングすることがあるし、東海岸育ちでもある年齢になると(マーカス・ミラーの場合、子供が生まれてから)LAやSFに移住する人が多い。NYでは音楽も生活も、尖ったものが創造的とされる傾向が強いが、カリフォルニアではレイドバックしたスタイルが好まれるのだ。NYスタイルで仕事をすると「なにそんなカリカリしてんのよお」なんて言われちゃうのである。

そんなLAだから、ライブ・ハウスの雰囲気もNYとはかなり違う。日本でいうなら「新宿ピットイン」と銀座や六本木のライブ・ハウスの違いに似ている、と言ってよいだろう。女性だけでのんびり楽しみたいんだったら、LAのライブ・ハウスはのんびりしていていいかな。
ぼくがよく遊びに行ったのはサンセットBLVDから丘を越したところにある「Baked Potato」。ここはLAのクロスオーバー/フュージョンの発祥の地とも言うべきライブ・ハウスで、80年代の初めにはリー・リトナーがフランチャイズのような感じで演奏していたものだ。

「Baked Potato」よりストレート・アヘッドなジャズをブックしていた「Dontes」というハウスもあったのだが、最近名前を聞かない。どうなってるんだろう。そこに替わってLAのジャズ系ライブ・ハウスのトップにのし上がったのが「Catalina Bar&Grill」だ。たしか、最初はLaCienegaに面したところにあって「Catalina's」という名前だった。いまはサンセットとハイランドの交差点近くで、クルセイダーズもマーカスもここで演奏している。有名ミュージシャンを出す店として知られていて、ライブ・ハウスにしては優雅な雰囲気で、ワイン・リストも頑張っている。WEBで出演予定が見られ、予約もできるから、せっかくLAまで聴きに行くんだったら、渡航日時をここのスケジュールにあわせるといいんじゃないかな。

このほかにも、スタジオ・シティには「Le Cafe」(いまもあるかは?)というレストランの2階でライブやってたり、ダウンタウンにもいくつかあるけど、出演者次第だよね。

また、サンセットには「ROXY」というロック系がメインのライブ・ハウスがある。ユニバーサル・スタジオの隣の「ユニバーサル・アンフィシアター」では大規模なコンサートがあるし、ハリウッド・ボウルでも夏にはジャズ・フェスティバル(昔はプレイボーイ・ジャズ祭)があり、LAならではの開放的な感覚で音楽を楽しむことができる。

というわけで、短期滞在者にとって事前チェックは重要!

次回は、具体的なシュミレーションに移ろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

Andy
2006年05月24日 23:15
2・3日待たなくてもアップされてた~、嬉しい~。

そうそう、この感覚。ちょっと前にIkegamiさんがおっしゃってたNYとLAの違いですね。
私も東海岸と西海岸の人ってタイプが違うのだな~って感じました。西海岸の人は明るいと言うかフレンドリーな人が多い感じを受けていました。
観光だけのショートステイじゃなくてお仕事を通してだとその違いがはっきり判るのでしょうね。
ココでご紹介頂いたライブハウス行きを検討中です。今の所先の出演者まで判らないのがちょっと悩みの種です。仕事の関係で旅行の予定は変更出来ないので・・・・(トホホです)。その時のアーチストは誰かなあ?
具体的シュミレーションなんてスゴイ!素敵~♪ですIkegamiさん。楽しみです。
私だけの為ではないのは承知していますが、ありがとうございます。
半斤八両
2006年05月25日 00:21
か~っ、ワシが新婚旅行で行ったときにネットがあれば、IKEGAMIさんがいれば…
次の海外旅行は退職後かな~なんて超長期的に考えてますけど、それじゃ手遅れか…
トキワ
2006年05月25日 00:27
僭越ながら、私も、LA事情解説を一席ぶたしてくださいませ。私も、仕事柄2年に一回ぐらいは、LAに行きます。ジャズ・クラブ事情は、私もあまり行かなかったのですが、今、ストレート・アヘッド系のジャズでしたら”Jazz Bakery"が、よいようです。だいたい東海岸のジャズミュージシャンが、西海岸をツアーするときは、シアトルの”Jazz Allery"、オークランドの”Yoshi's"、LAの”Jazz Bakery"を一箇所3、4日ずつ、トータルで10日ぐらいで廻るのが、昨今の定番です。NY版は見開きで3ページ(都合6ページ)もクラブ情報リスティングがあるAll About Jazz と言う月刊のフリーペーパー(タワーレコード等のジャズ売り場でも入手できます。)も、LA版は見開き一つしかないですが、ジャズが聴けるレストラン等の情報も細かく載っていますので、参考になさるとよいです。Jazz Bakeryは確かウェッブでスケジュールをだしていましたので、チェックしてみてください。ではLA滞在をお楽しみ下さい。
IKEGAMI
2006年05月25日 04:14
トキワさん、ご協力ありがとうございます。
「Jazz Bakery」気になってたんだ!(WEBのスケジュールは6月まででした)
こうやって見てると、20年前に戻った気分です。SFでキーストン・コーナーがつぶれ、JAZZを聴くにはオークランドに行くしかなくなったこととか。
all about jazzのWEBも便利ですね。なんだか自分の旅の準備してる気分です。
プロローグのほうにコメントを入れてくれた友人のともりんが開いてるNYの案内WEB、かなり良くできてますよ。暇なときにどうぞ。
Andy
2006年05月25日 07:42
トキワさんの情報も加わってワクワク度が増して参りました。
情報ありがとうございます。アッ、トキワさんって「ジャズでめぐるニューヨーク」のトキワさんですよね?私、この本お気に入りです!
Jazzの情報、歴史が沢山で私は聞いているだけのJazzだったのですがお陰様で色々学べました。NYでもJazzを聴いてみたい!です。
でもその前に今回はLA。
Ikegamiさん、all about jazzのWEBもチェックしてみます。色々ありがとうございます。

torigen
2006年05月25日 12:34
良かったなぁ!Andyさん。

池上さんプラストキワさんで、恐いもの無しって感じ。
トキワ
2006年05月25日 23:42
Andyさん、拙著を愛読下さっているようでありがとうございます。あの本に書いていないことも、まだまだたくさんありますので、NYにお越しの際には、御連絡下さい。よろしく。
Andy
2006年05月27日 09:53
トキワさん、優しいお言葉をありがとうございます。NY行きたいなあ~。
今朝は早くから”Round Midnight”と言う映画を観てとってもJazzyな気分になっております。
Ikegamiさんの「極私的ジャズ入門」とトキワさんの本お陰でこの映画のJazzに関する台詞の意味が判ってとっても楽しめました。
それにミュージシャンの顔と名前が時々一致しない私にはトキワさんのこの本は直ぐに役に立ちます。重宝しています。
この映画、出演メンバーが凄いので興味があったのですが前回の放送の時は映画の出だしがちょっとスローだったのでギブアップしましたが観て正解!でした。(皆さんはご存知ですよね)
さてと・・・お天気悪いし次の映画はどれにするかな?
トキワ
2006年05月27日 13:20
Andyさん、私の本の最初のインタビューに登場するトッド・バルカンは、SFでキーストン・コーナーをやっていた頃にデクスター・ゴードンと、公私ともに親しかったそうです。デクスターの依頼で、「ラウンド・ミッドナイト」のパリのロケに付き合い、クラブ、ブルーノートの50年代チックな内装の時代考証をやったと言っておりました。私も、この映画の直後のデクスターの写真を撮ってます。実物もあのままの愛嬌のあるよれた爺さんでした。
Andy
2006年05月27日 14:18
今朝観たばっかりの映画の裏話を聞かせて頂いてとても嬉しく思います。デクスター・ゴードンさんってミュージシャンですよね?
でも演技上手でしたよね。女の子とのシーンなどは特にとても良かった。監督さんカメラマンもすごいのだな~と思いました。
ハービー・ハンコックも自然体でした、みんなperformerだから簡単にこなしてしまうのでしょうね。 才能がある人達は違うな~!
トキワさん、ありがとうございました。
IKEGAMI
2006年05月27日 20:43
トキワさん、どうもです。
トッド・バルカンとまた会う機会があったら「ぼくの友人はYOKO&BRIAN RISNERのパートナーです」って言ってみて。キーストン・コーナーが傾いた時、いろいろ尽力した人がいるんですが、その中心になったのがボズ・スキャッグスとぼくの弁護士、そしてRISNER夫妻でした。YOKOさんはキーストンのレジやってたこともあります。旦那のBrianはウェザー・リポートのPAエンジニアでした。彼らにはホントにお世話になりました。
そのうちにNYで一緒に仕事しましょう!
トキワ
2006年05月29日 02:59
トッドにも近いうちに本を届けに行くので、そのときにでも話してみます。今、ディジースクラブに行くと、演奏の前に必ず出てきて、ミュージシャンを紹介するMCを毎日やっています。是非、NYにお見えの際には冷やかしに行ってみます。宜しくお願いいたします。

この記事へのトラックバック