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zoom RSS マッキー、MAXに会ったかい?

<<   作成日時 : 2010/07/30 14:58   >>

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犬仲間のマッキーが突然亡くなった。写真でもおわかりいただけるように、可愛いジャック・ラッセル・テリアの見本のような犬。一時、うちも歳をとって大型犬が無理になったらジャック・ラッセルをと言っていたのだが、「99パーセントの確率で“マッキーのほうが可愛いよね”って言われるに違いないから、ジャックはやめとこう」というくらい可愛い犬だった。MAXより1歳ちょい年下。もうすぐ7歳だったはずだから、小型犬にしては早逝である。ジャックはやめてもう一度ゴールデンにしたって言うのに、ルーカスと2,3回会っただけでいなくなっちゃうなんて、違反切符だぞ、マッキー!

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マッキーと最初に出会ったのは、MAXがほぼ2歳の頃だった。子犬の頃、感染症に罹っていたマッキーは他の犬との接触が遅くなってしまった。だから散歩で犬に出会えば「ガルルル〜!」。短髪に雪駄という、ちょっとレトロないでたちの「その筋」風(○暴ではなく○テキのほう。でも目が優しいので筋者ではないとすぐにわかる)の純和風の旦那が純欧風のジャック・ラッセルを連れているという「絵」はなかなかユニークである。そして、一緒に散歩している奥さんらしき人も雪駄!職業は何なのだ?(次に出会った時に近くの畳屋さんだということが分かり、納得)
はじめのうちは「ガウー」と唸っていたマッキーは、MAXが後ろを向いて伏せてくれたのでちょっと拍子抜けした顔でウロウロし、やがてこわごわお尻の匂いをかぎに行くようになった。
「大丈夫、こういう状態で時間をかければ犬慣れします」
というと、ご夫妻はほっとしたようで、
「犬と会うと、常に“スイマセーン、ダメなんです”といわなくちゃならないんで、暗くなってたんですよ」
とおっしゃるのだった。近くの井草森公園(この年から犬が入れるようになったばかりであった)には夕方になると犬が集まるから、連れて行っていろんな犬に会わせるのがいいでしょう、最初のうちは“スイマセーン”でしょうけどみんな経験者だし分かってるから平気ですよ、とアドヴァイスをしてその日は分かれたのだった。

翌日、公園にやってきたマッキーと再会した。最初こそ「ウー」と唸っていたが、MAXとはすぐに馴染んでくれた。マッキー・ママの嬉しそうな表情といったらなかった。
このマッキー・ママ、その後仲間から「鬼ママ」と呼ばれるほど厳しくマッキーを躾け、吠えれば道路の真ん中でもひっくり返す、言うことを聞かないと公園の花壇の杭に繋いでいなくなる、道を歩いているときはなるべく中央を歩き余計な匂いがぎをさせない、といったトレーニングをコツコツと繰り返していたのだ。これぞ「ミラー・オブ・ビヘイビアー」、躾の鏡だ。大型犬の飼い主はかなり気を入れてこれをやる。というのも、何か問題が起きた時にその大きさ故に大事故になるからである。だが、小型犬の場合は抱き上げてしまえば一応その場はしのげる。だから、徹底して躾ける人が少ないのである。7,8割の飼い主は「その場しのぎのトラブル回避型」で、歯をむいて「ガルル」とやってても「この子は私を守ってくれてるんです」などとシャーシャーと言えちゃう冗談ポイの人が多い。
マッキーの躾の成果はすぐに歩き方となって現れた。パパやママを引っ張ったり、フラフラと横にそれたりせずに、ピタッと脚側歩行するようになったのだ。だからMAXの散歩の帰りに畳屋さんに寄って、ちょっとマッキー貸してと頼んで2頭を牽いても楽勝。顔をぐしゃぐしゃに撫でても、口に指を突っ込んでもジッとしているくらい、ぼくとMAXにはフレンドリーになってくれたのだった。
友情を確認した犬同士の遊びに取っ組み合い&甘噛み遊びというのがある。マッキーは自分の何倍もある大犬にこの遊びを挑むのだが、MAXとしては思いっきりやるわけにはいかない。のしかかったら相手がへたっとつぶれるから、いきおい手を抜いて相手をしなくてはならず、飽きちゃうのだ。ところがそれを察したマッキーは、MAXの尻尾を噛んで引っ張るという挑発を編み出した。そうされればMAXは応戦しなくてはならない。待ってましたとばかりにマッキーはMAXの口の中に自分のマズルをねじ込む。ひっくり返って逃げるMAXの腹にのって、顔や耳を攻めるという遊びを延々とやらかしてくれるのだった。
また、寒がりのマッキーはよくMAXの背中にのって暖をとったり、伏せている腹にピッタリくっついていたものだ。冬に石神井公園駅のタリーズで一休みしていると、寒いものだからピーピー泣いて、ママの膝に乗せてくれとせがんだりもした。犬とは思えぬ、人間の子供のような表情と動作をするようになったのは、日常生活のなかで家族の愛情をたっぷり受けて育った犬の特色だとぼくは思っている。

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そんなマッキーの早すぎる死。お別れに伺うと、袈裟をまとったお坊さんがいらっしゃるではないか!このお坊さん、ご夫妻のアウトドア・キャンプ仲間で、マッキーの親友の一人とか。2か月ほど前の恒例の北海道キャンプでは、ずいぶん一緒に遊んでもらったらしい。そこに居合わせた犬オーナー仲間は、関係を知らなかったから、みんなビックリ仰天。告別式を出してもらう犬なんてそうはいないぞ、マッキー! 生前の“犬柄”が偲ばれるひとこまであった。

半年前にぼくらが否応なく味わったあの真空のような不在感に、純和風ご夫妻が耐えられなくなった時は、日に日に悪知恵を付けてきたルーカスで紛らわせていただきたい。

おーい、マッキー、もうMAXと会えたかい? 最近になって水遊びが好きになったそうだから、MAXと三途の川で泳いじゃえ! 特別に許可するよ。」

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
小さな命が、また一つ消えてしまった。
大きな哀しみに身もだえするほどの喪失感を残して。
命を預かる者として分かっていたと思う。
けれどもそれは遠い遠い将来の事と・・。
楽観的な私たちに悪戯な神は試練を与えるのか。

負けないで乗り越えて。
たくさんの心躍る思い出は誰にも奪えない。
そのぬくもりも忘れない。
また一つ乗り越えて、生命の尊さを学びたい。
hori
2010/07/30 18:09
詩人horiさん、シリアスなコメントをありがとうございます。
昨日、コンビニでhoriさんの娘さんとバッタリ会ったら、バースだって10年も生きていられるわけじゃあなし、いなくなったらママどうするんだろうと心配してましたよ。バースにお願いして、遠い遠い将来のことにして貰いましょう。
IKEGAMI
2010/07/30 22:38
Rest in peace, Mackie. Thank you for cheering me up when I badly needed it. Have a forever fun with MAX...IKEGAMIさんから見せてもらっていた犬達の写真に、かなりの確率でMAXといっしょに写っているマッキーをいつもかわいいなぁ、しっかりした顔つきだなぁと思って眺めていました。外国の映画によく出てくるジャック・ラッセル・テリアは、機敏で賢くて小さいのに気が強くて頼もしくて、できることなら飼ってみたい犬の一種でした。とても残念です。ほんとに可愛らしい。MAXも他のみんなも。無邪気な天使みたいで。
chi-B
2010/07/31 00:34
chi-Bちゃんどうもです。
本当にマッキーは可愛かった!ジャック・ラッセル・テリアの魅力を集めたような犬でした。
ジャックはあの小さな体に大型犬が入っていると言われるくらいパワフルな犬で、加えて気難しく吠えがちなテリア気質もあるので、躾けが大変なんです。ドッグ・トレーナーがジャックを躾けられたら一人前っていわれるくらいですから。
凄いのはジャックの獲物追いのコンテスト。一斉に吠えながら獲物を追うもんだから、話し声も聴きとれないくらいです。
マッキーも畳屋さんの店先に居るとき吠えるのは、かの「鬼ママ」をもってしても治らなかったようですよ。今となっては、懐かしい思い出です。
IKEGAMI
2010/07/31 18:12
先日は、奥様ともどもマッキーに会いに来ていただき
ありがとうございました。

あいつらしいですね。
何を勘違いしたのか?急いで逝ってしまいました。
そんなに虹の橋を見てみたかったのかな...

6歳9ヶ月...早すぎます。
マッキーに、なんにもしてあげられなかったけど
マッキーからは、たくさんの思い出と たくさんの笑い
たくさんの素敵な出会いをもたらせてもらいました。
池上さん出会えたのもマッキーのおかげです。

ある人が言ってくれました。
マッキーはいつまでも 俺達の心の中にいるよ!って。
ありがたいです。

マッキー!ありがとね。
MAXの尻尾、あんまり引っ張っちゃダメだよ!


鬼ママ
2010/08/01 09:23
ほんとにあいつらがいなかったら、こんなに多くの人との出会いはなかったでしょうね。
鬼ママと仏のTさんは、マッキーに素晴らしい楽しさを作ってあげてました。だからマッキーは相応のお返しをしてくれたのです。それもこれも、「鬼」のプロセスがあったからだと思います。
マッキー、あっちでは時間無制限で遊べるらしいね。いいなあ!
IKEGAMI
2010/08/01 21:19

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