池上比沙之のThings what I feel

アクセスカウンタ

zoom RSS 飛び去った鳥

<<   作成日時 : 2010/05/22 22:04   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 0

京都のブログ仲間、鳥元明之さんが亡くなってもう1年が経とうとしている。

Torigenさんから最後の携帯メールをもらったのが5月27日。その1週間前には、PCのほうに楽しいメールをもらった。安曇野の水餃子が美味いのでそのうち送るよとメールしたら、今はあまり食べられないのでゆっくりでいい、体調を整えておくので…ということだった。病状が思わしくないと聞いていたので、心配をかけまいとする彼の気持ちが痛々しく、このメールはしばらくクリックできなかった。
ぼくはこの京都人と妙にウマがあった。思考のベクトルが似ていたんだろうか。幼馴染の友達の弟が突然現れた、という感覚に捉われた。だからToriさんについて書くのは、ちょっと辛い。大河ドラマ「龍馬伝」を見ていても、兄・権平が龍馬に「志半ばで死んだらあかん」なんていうシーンに、ああ、龍馬もToriさんも京都で生涯を終えたんだなあなどと思ってしまうくらい、この1度も会ったことのない男はぼくの心に棲みつているのである。

Toriさんがいなくなって1カ月ほどして、MP3で音楽が添付されたメールが届いた。「Flying Bird」と題されたその音楽は、Toriさんのブログ「Tori's Triangle」で知り合った大阪の2人の音楽家の作品であった。

画像


その「Flying Bird」がシングルCDになった。演奏者のChi-B & masta.Gがどういうミュージシャンであるかを説明するのは、かなり難しい。基本的にはR&Bオリエンテッドのヒップホップ・ミュージックにカテゴライズされるのだろうが、創造的な音楽がみなそうであるように、単純な色づけを拒否する要素を持っているからだ。
2人はアメリカの様々な音楽にインスパイアされて自分の音楽を作ってきたのだが、「日本人の音楽」としか言いようのない抒情性と象徴性が息づいているのである。心ならずも逝ってしまったToriさんとのコミュニケーションが生み出したこの作品は、まるで心という糸で紡いだ織物のようだ。
静謐なポエットリー・リーディングのようなこの曲を聴いていたら、先日アップされたChi-Bちゃんのブログの文章が思い浮かんだので、ぜひ紹介させていただきたい。



CDフライング・バード近日発売。

去年の6月6日に京都のブログ友達だったtorigenさんが亡くなってから、もう早、一年が経とうとしている。去年の今日(2009年5月7日)には、病室に居てさえもデザインの仕事を始めようと思って、いろんなグッズを研究・試作している記録が今も残っている。どんなときにも「わはは」と笑っていたtorigenさんのブログ記事やコメントが、そこを訪れる皆は好きだった。まだ病気が発見される前に電話でお話しした時は、「俺な、人生の中で”もうアカン!”と思った時にはいつも”わはは!”て思いっきり笑い飛ばしたんねん。いっつもそうやってヤバイ場面を乗り切って来てん。」と言ってた通りに、どんどん重くなる病状にあっても、病室に持ち込んだパソコンで、自分の強気が通せるギリギリのエッジに到達するまで”わはは”を発信し続けてたのがtorigenさんらしくて立派だったと思う。

最後に電話で話したのが5月の末、容態が悪くなったとの知らせを受けてmasta.Gさんと二人してtorigenさんをお見舞いに行ったのが6月1日、その5日後にtorigenさんは私達のいまだ知らないところへ羽ばたいて行ってしまった。訃報を聞いたmasta.Gの心に浮かんだ詩はすぐに紙に書き留められて、それをもらった私はすぐに録音機材の前に立った。大好きで次の作品に使おうと思っていたkazhのバックトラックに乗せて詩を朗読。その後は、マイクの前で目をつぶって、torigenさんの姿や気持ちを感じながら、心にあふれ出てくるがままに任せて英語で語りかけた。その作品は、坂本龍一さんのRadio Sakamotoのオーディションで優秀作品のひとつに選ばれることにもなった。そして、今回シングルCDになった。これが『Flying Bird』。

音楽が大好きで、カッコいい生き様を追求していた(これは私の勝手なイメージだけど)torigenさんに似合うよう、うんとカッコいいジャケットにしようと思って作った。数年前のある日突然、chi-B&masta.Gの音楽を発見して、心底から応援しに現れたこの人が、ここにこうして私達の作品のジャケット写真になってこちらを見つめていることが、すごく悲しくもあり、その心中を思い測れば複雑でもあり、書き切れないいろんな思いが胸にあるけれど、ただただ、今は感謝の心で見つめ返すばかりの私です。

Flying Bird 2009.6.6 辻川“masta.G”雅治

フライングバード。自由にはばたく愛の世界。
さわやかな風に乗って虹をわたり 世界にはばたくフライングバード。
笑ってゆるしてくれる この子は天使(Angel)。
心と心つなぐフライングバード。
大きく大きく映し出す。小さく小さく思いやる。
つないで ひびく 音楽の世界。

(5月7日)


彼女のブログ「新派 音 こころ」のURLはhttp://chib.seesaa.net/。こちらから音楽の試聴もできるし、CDの入手方法も載っている。ぜひ覗いてみてくださるようお願いしたい。

画像


愛すべき鳥が飛び去って1年。Toriさんと企んだリー・オスカーを呼んでのミュージック・パーティーは、そのうち内容を変えて、この曲を核にした形で実現させたいと思っている。
Chi-Bちゃん、masta.G、そして「Tori's Triangle」で知り合ったみなさん、その時は、よろしく!

The blue sky of today, is kind of unusually transparent.
So I guess it will be a perfectly, beautiful starry night.
There goes the Flying Bird, whom we dearly love.

-translation by chi-B-


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
プラダ バッグ
飛び去った鳥 池上比沙之のThings what I feel/ウェブリブログ ...続きを見る
プラダ バッグ
2013/07/06 06:37

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
飛び去った鳥 池上比沙之のThings what I feel/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる